商品コード自動生成

販売管理パッケージを客先の業務に合わせてカスタマイズする時は、できるだけ最小限に抑えてニーズを充たすように設計しなければいけない。
フランジという商品を扱う企業の販売管理システムでは、商品分類の組み合わせにより商品コードを自動生成し、受注入力では商品分類で絞り込み検索したいという要望があった。
また、受注入力時に未登録の商品はその場で登録もしたい。
さらに、鋼材業特有の重量管理も必要で、商品分類の組み合わせパターンで重量が決まるので、可能な限り商品登録で重量も容易に設定したい。
市販の販売管理ソフトで業務処理をしていたが、上記の要望を充たす事ができないので、鋼材業向け販売管理パッケージ「ふくろう鋼材」のカスタマイズで対応することにした。

具体的な画面サンプルは、商品の自動登録を参照。

業務パッケージを企画設計する時はどの機能を組み込んでどの機能は個別対応にするか、取捨選択の判断が重要である。
なんでもかんでも取り込むと重たくなり機能も多すぎて操作も複雑、メンテナンスも大変である。
今回の商品コード自動生成の機能は基本機能に取り込む程ではなく、個別対応で必要な顧客が現れた時にこのモデルを参考にすることにしている。
しかし、受注登録時に未登録の商品はその場で登録できるという機能は、基本機能に組み込む事にする。
顧客の要望が商品のバージョンアップを促し、次の顧客のメリットへと、良循環が繋がるようにしていきたい。

 

Comments are closed.