電子申告28 地方税(eLTAX)の代理申告2

地方税の代理申告の大まかな手順は、
1.eLTAXのHPで利用届け

2.納税者でeLTAXログイン
届出地方公共団体以外の提出先登録

3.税理士でeLTAXログイン
基本情報ファイル提供依頼

4.納税者でeLTAXログイン
基本情報ファイル提供承認

5.税理士でeLTAXログイン
申告データ作成メニューで作成または読込・署名・送信
で、前回は1.eLTAXのHPで利用届けの詳細を記述したので、
今回は2.複数の提出先設定から4.基本情報ファイルの授受の詳細を記述する。

【暗証番号変更】:
(1)納税者でeLTAX利用者の新規作成をする。
(2)メインメニューの「1:利用者情報メニュー」
上から三つ目の「ポータルセンタ暗証番号の変更」
仮暗証番号と新暗証番号を入力して設定する

【複数の提出先設定】:
(1)納税者でeLTAXログイン
(2)メインメニューの「1:利用者情報メニュー」
上から二つ目の「提出先・手続き情報[利用届出(変更)」
ポータルセンタログインで暗証番号入力する
(3)提出先・手続き一覧画面
新たな地方公共団体に提出先・手続情報を登録する
(4)税目選択画面
検索クリックで地方公共団体選択画面
都道府県に大阪府 >> 地方公共団体に吹田市 で選択
法人市町村民税にチェックして次へ
(5)提出先選択(税目グループA)画面
「上記の事業所名、所在地をコピーする」
下の区・事務所等で吹田市財務部税務室市民税課を選択して「追加」
提出先・手続き一覧に表示されたら「次へ」
(6)提出先・手続き一覧画面
申告税目に法人市町村民税が追加表示されているのを確認して
「一覧の内容で送信(提出)する」
(7)送信結果一覧データを受信しました→「結果一覧を出力する」、
「閉じる」、「閉じる」、利用者情報メニューを閉じる。

【基本情報ファイルの授受】:
(1)税理士でeLTAXログイン
(2)メインメニューの「2:基本情報ファイルメニュー」
上から三つ目の「基本情報ファイル提供依頼」
(3)基本情報ファイル提供依頼画面
提供依頼先の利用者IDを入力して「基本情報ファイル提供依頼状況」
ポータルセンターログインで暗証番号入力
①申告税目:法人都道府県民税
道府県税:大阪府で「選択された内容を展開」で下の基本情報ファイル提供依頼一覧に表示される。
②申告税目:法人市町村民税
市町村税:大阪府 >> 吹田市「選択された内容を展開」で下の基本情報ファイル提供依頼一覧に表示される。
③基本情報ファイル提供依頼一覧に表示された各申告税目の情報提供依頼の依頼にチェックして「表示の内容で送信する」
“MNA006I 提供依頼を受け付けました。
個人情報保護のため、送信結果については通知しません。
送信結果の確認は、提供依頼先の納税者に連絡して行ってください。” と表示されたら「OK」
「閉じる」
(4)基本情報ファイルメニュー、メインメニュー閉じて終了。

(5)納税者でeLTAXログイン
(6)メインメニューの「2:基本情報ファイルメニュー」
上から四つ目の「基本情報ファイル提供承認」
ポータルセンターログイン画面で暗証番号入力してログイン
(7)基本情報ファイル提供承認画面
提供依頼を受けているものを表示が選択されていて、
基本情報ファイル提供一覧に代理人指名・申告税目が表示されている。
承認にチェックして「表示の内容で送信する」
(8)提供の承認を行っているものを表示選択すると、上でチェックして送信した申告税目が表示され確認できる。
(9)「閉じる」、 基本情報ファイルメニュー、メインメニュー閉じて終了。

以上で、4.基本情報ファイルの授受まで完了したので、後は、5.税理士でeLTAXログインして申告データ作成するだけである。
参考までに魔方陣ソフトの納税者新規登録を記載しておく。

【魔方陣の電子申告処理】:
(1)アイコンをクリックするとプログラムの読み込み、バージョンアップ終了後、「閉じる」
(2)「らくらく! スタンダード 基本的な電子申告処理」
(3)納税者の選択画面で納税者の新規登録をクリックする。
(4)納税者タブで納税者no(任意)~利用者ID(地方税)まで入力する。
「税務署選択」を忘れないように。
(5)関与税理士等タブでフリガナ~電話番号まで入力する。
税理士登録していたら「税理士選択」で転記される。
(6)法人(または個人)タブに納税者が表示されたらOK。
(7)後は「国税処理」または「地方税処理」を選択して、
申告書等データタプで「魔方陣データ読み込み」処理をしていけばよい。

eLTAX代理申告について2回に渡って記載したが、次回する時もこのメモをみながらしなくてはいけない程ややこしい。
以下の改善点が所感である。
1.利用届け後すぐに暗証番号変更や利用者IDが使えるようにする。
2.複数の提出先設定は利用届けの段階で処理できるようにする。
3.個人情報保護で基本情報ファイルの授受をしているが、税理士が一人二役で可能なことから、代理申告の場合は自動処理する。

 

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