電子申告40 税理士用第3世代ICカードの再発行手続に難

顧問先の法定調書合計表を電子申告しようとして、税理士用第3世代ICカード(オレンジカード)で署名すると「PINの入力」を求められたので、以前と同じパスワードを入力すると誤っているとメッセージが表示される。
何回か試みるが同様にPINが正しくないとでるので、顧問先の人に「後は処理しておくので」と帰ってもらった。

下記のメッセージが出たので、

国税局e-Taxヘルプセンター(0570-015-901)に電話して状況説明、操作しながら再現させる。
新しいICカードの登録が必要との事で、
①e-Taxソフトの[利用者情報登録]の[電子証明書登録・更新]を選択、税務署選択して次へ、
②認証局サービス名で「日税連 税理士用電子証明書」選択して次へ押すと「PINの入力を行ってください」と要求されるので、再度入力すると同様に誤りと表示される。
PINの事は日本税理士会連合会(03-5435-0940)に電話してくれという事で連絡して、何回かやりとり。
PINは6~8桁の文字というので、以前のパスワードの頭から8桁入力したり、生年月日入力したりする内に「PINが閉塞しています」と表示される。
15回PINを間違うと使用できなくなるらしい。

どうしたらよいのかと尋ねると、もう一度新規発行(交付手数料 5,000円)になるという。
手元に届くのに1ケ月かかり、印鑑登録証明書・住民票等の書類収集とICカードをまた郵便局まで取りに行かなければならない。
ある程度のセキュリティ確保した上で、暗証番号の再発行をできるようになっていないのはなぜか。
PINを誤って登録あるいは忘れるのが悪いというのでなく、ヒューマンエラーでも本人確認後、新パスワードをメール等で速やかに発行するようなシステムにすべきである。
確定申告控え、ICカード来るまで電子申告できないという事になれば、何のための手続簡素化の電子申告かと言いたくなる。
幸い今年3月末日まで第2世代ICカード(ピンクカード)が使用できるので最悪は逃れたが、4月1日以降ならどうするのか。

旧カード使用に戻すためには、上記①の後、②で日本税理士会連合会電子認証局を選択する。

 

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