弥生販売と連動、作業時間管理システム

我々のようなソフトウェア開発会社はプロジェクト案件毎に受注no付与し、受注no毎に採算管理してよりコストダウンを図り、より顧客にいいものを安く提供できるように経営努力している。
建設業・印刷業や製造業等の受注生産する業態は個別原価計算で受注金額-原価=粗利金額を管理しなくてはどんぶり勘定になり、コストパフォーマンスどころか会社の存続にも影響する。
例えば足を怪我した時には痛みと出血を感じてすぐ対応できるが、内臓の病気等で痛みを感じずじわじわ出血していたら手遅れになる。

受注生産の会社でも建設業等は材料仕入・外注費のウエイトが高いが、設計事務所やソフトウェア業の原価は殆どが人件費である。
前者は仕入や外注伝票で在庫・債務取引が発生するため業務システムで原価管理しているケースが多いが、後者は担当者の作業時間×作業時間単価で管理会計的に集計しなければいけないので業務システムとして原価管理しているケースは少ない。
販売+簡易生産管理システム連携のfukuaik20x30ふくろう販売」も受注no別原価管理できるようになっているが、作業時間管理は標準には組み込まれていない。

弊社も「紺屋の白袴」にならないよう以前から作業時間管理システムでタイムカード兼ねて受注no別収支管理をしている。
それをバージョンアップして、弊社で使用している販売管理パッケージ「弥生販売」と連携させた。
もちろん弥生販売と切り離しても動作するが、弥生販売で入力した受注データをインポートする事で作業時間管理システムで二重入力をしなくてよくなるというメリットがある。
もちろんfukuaik20x30ふくろう販売」と連携させる事も可能だが、弊社の規模ではカスタマイズ不要なので弥生販売で充分な点と、弥生認定インストラクター学習用に使用している。

簡単なシステムなので、こちらをクリックして詳細をみてもらえばシステムの概要がよくわかる。

この社内システムは新人の開発教材としても活用できた。

Comments are closed.