諸経費/未払金管理を販売管理システムで

販売管理システムで未払金も管理できないか、同一仕入先で買掛金と未払金も混在する、支払はまとめて一緒にするというような顧客がある。

販売管理システムで処理する仕入管理では買掛金管理のみ行なうのが通常である。 一般的に諸経費/未払金は会計ソフトでとなる。

すなわち営業取引で仕入先から商品や原材料を発注→仕入→支払を繰り返し、買掛金残高を管理して送られた請求書と突合したり、より好条件の仕入先選定用資料の活用をする。

未払金の相手方の諸経費は様々な科目がある。 運賃・旅費交通費・交際費・支払手数料・・の販売管理費の借方科目だけでなく各科目の内訳(補助科目)も必要である。

例えば交際費は接待供応なら課税仕入だが慶弔関係なら非課税で補助科目で分けた方がよい。 諸経費/未払金は会計ソフトで処理するのが簡単である。

しかし、FBシステムで買掛金+未払金を銀行に振込依頼していたり、業者の納品伝票に仕入と諸経費の品物が混在するケースが多い場合など、販売管理システムで未払金も処理したいというのもうなづける。

そこで販売管理システムfukuaik20x30「ふくろう販売」では、未払金管理をオプションで追加できるようにバージョンアップした。

 

前提条件として、1.諸経費の勘定科目と補助科目の数に限定しない 2.同一仕入先の1枚の発注・仕入伝票に買掛金と未払金は混在可能にする 3.支払入力で買掛金及び未払金残が分かり内訳入力できること

を目標に設計開発した。

仕様を簡単に述べると、諸経費伝区の時に諸経費商品を選択でき、諸経費の借方は商品登録で設定し、貸方は未払金を仕訳設定登録する。 諸経費の集計が未払金増となり支払入力の内未払金が未払金減となる。

具体的な画面サンプルで説明した方がわかりやすいので以下の項目をクリックして内容を確認できるようにした。

 

1.未払金管理の準備作業

2.発注→仕入→支払入力を経て支払一覧表・買掛残高一覧表・未払金残高一覧表出力

3.会計ソフトに仕訳転記

 

なお、連動する会計ソフトは弥生会計・勘定奉行・大蔵大臣である。

 

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