赤黒仕訳転記

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↑【赤黒仕訳転記】:販売管理データと履歴データから赤黒仕訳作成の仕様を解説

統合業務ソフト(ERP)のキーワードでGoogleは15万件ヒットと、各社ソフトメーカの、販売・生産・会計等のシームレスな基幹業務ソフトの案内サイトがにぎやかである。
最も有名なSAPは、世界中で1万を超える顧客企業が、この統合されたソフトウェアシステムによって、販売、物流、財務にまたがる重要な業務を管理している。
しかし、この種のシステムの導入費用はかなり高額で期間も相当かかることを考えると、日本の中小企業では敷居が高い。
IT内部統制が問われる時代に、販売と財務データがリアルタイムに連動しているERPは、アドバンテージが高いが、そこまでかけるコストが回収できなければ意味がない。
そこで、「下町のERP」として、販売管理パッケージ「ふくろう販売」+「市販会計(弥生会計・勘定奉行)」で準リアルタイムな連動を実現した。
「ふくろう販売」の準リアルタイムな連動とは、市販会計の科目補助マスター等を参照して得意先と紐付けたり、仕訳転記後データの修正をしても自動的に訂正前赤伝と訂正後の黒伝、すなわち赤黒転記されるということである。
これにより会計の締切を気にすることなく、毎日仕訳転記可能で、例えば、販売管理の入金入力で、財務会計の預金残がほぼリアルタイムで更新されるようになる。
仕組みの詳細は添付ファイルにまとめているが、ポイントは販売データに修正削除の履歴管理を実装することによりIT内部統制に対応すると同時に、赤黒転記も実現可能となったということである。

市販ソフトの低価格と数多く世に出ている安心感と税制改正等の対応のスピードなど、中小零細企業にとって、これを活用しない手はない。
販売管理については、各社各業種、扱い商品サービスが異なり差別化した経営もしているので、こだわりもあるのでカスタマイズにコストかけても回収可能だが、会計はほぼ同等の機能なので市販パッケージで充分である。

 

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