移動平均法による原価計算

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↑【移動平均法】:その都度移動平均法と月別移動平均法の違いを解説

棚卸評価方法として、先入先出法・後入先出法・最終仕入原価法・標準原価法・平均法等がある。
平均法の中に、(月次/半年/年間)総平均法・単純平均法と移動平均法がある。
税務署に届けてなかったら法人の法定棚卸評価方法は最終仕入原価法だが、インフレで期末の仕入単価が高くなると期末棚卸品の評価が過大になり税金を多く払う事になる。
販売管理システムにおいては、ユーザの棚卸評価法により商品別に設定を切り替えて対応しているのは当然だが、売上原価計算においても商品別に設定可能にするべきである。
例えば、在庫評価は法定の最終仕入原価法で在庫一覧表を出力するが、売上入力での売上原価計算は標準原価あるいは移動平均法で計算してより精度の高い粗利管理がしたいというような場合である。
移動平均法は多くのデータから複雑な計算をするので、ITシステムを活用しないと難しい。

商蔵奉行は新ERP版のみ移動平均法で在庫・原価計算ができるが、都度移動平均法でなく、月次移動平均法である。
弥生販売は移動平均法ができないが、「売上原価更新」を手操作ですることにより、商品マスターの売上原単価をその時点の月次移動平均法で更新、その後の売上入力から次回更新迄その売上原単価で原価計算する。

販売管理ソフト「ふくろう販売」は在庫評価法と売上原価法を商品別に設定可能で、最終仕入原価・標準原価以外に、倉庫別都度移動平均法を設定することもできる。
移動平均法の具体的な説例付き解説EXCELファイルをアップしているので参照してください。

 

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