請求締切日の変更

前回は決算日変更というイレギュラーな処理について販売管理上の注意点について述べた。
今回は得意先の請求締切日の変更について説明する。

今迄20日締切で請求書発行していた得意先が11月21日分より末日締切に変更するといったような、これもイレギュラー処理だが、たまにある。
得意先の決算月のみ末日請求するというのは以前に記載したが、恒久的に締切日を変更する場合の切替前後の処理の事である。
新請求締切日分の伝票入力していない場合は、得意先の請求締切日を変更したら次回入力分から新請求締切日で請求書発行される。
この場合は特に問題ない。
①20日請求と末日請求が混在して入力する場合や、②既に新請求締切日分のデータ入力後に得意先の請求締切日変更となる場合が、少しややこしい。
例えば①は、11/20以前と11/21以降の伝票が複数端末から入力され、11/20以前は11/20請求、11/21~11/30は11/30請求となる場合である。
②は11/25迄入力後に11/21以降のデータは11/30に締切って請求書発行して欲しいという場合である。

「弥生販売」では、得意先の請求締切日変更した時点で前回請求締切日以降のデータは自動的に新請求締切日で請求締切される。
従って上記②は簡単に操作できるが、①はできない。
「商奉行」では、請求期間を指定して請求書発行できるので上記①及び②は簡単にできる。 常に請求期間必須入力は少しわずらわしいが。
「ふくろう販売」では、弥生と同様締切日グループを指定して請求締切する。
①の場合は予め複数締切日を設定しておくことで可能、②の場合は入力済伝票をひとつずつ新請求締日に変更しなくてはいけない。
それは、請求締切日を各伝票毎に保持しているからである。
得意先・変更前請求締切日・変更後請求締切日を入力して一括変換プログラムを作成したらいいのだがパッケージに組み込む程ではないと思う。
運用のサンプル画面はこのようになる。

 

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