Cognos Insightと販売管理連携ビジネスインテリジェンス(BI)

中小企業における「販売管理」の利用実態とユーザ評価に関する調査報告(ノークリサーチ 2012/10/10)の「販売管理の活用における今後の重要事項」で「売上分析の詳細化や精緻化」が「会計管理・顧客管理システムとの連携」を抑えてトップに躍り出た。
ビジネスインテリジェンス(Business Intelligence)は、業務システムなどから蓄積される企業内の膨大なデータを、蓄積・分析・加工して、企業の意思決定に活用しようとする手法の事で、ユーザが必要な時に必要な情報を自在に分析し、経営計画や企業戦略に活用する事を目指している。

販売管理パッケージ・システムの「ふくろう販売」の標準機能で、各種明細表からエクスポートでpivot_table用にEXCEL出力し、EXCEL上で自由に分析・加工することもできる。
中小企業レベルの数万件程のデータから売上分析程度ならこれで十分である。
しかし、巨大なデータをストレスなしに扱いたい要望や、色々な角度からの集計やグラフ作成を簡単な操作でしたいというニーズに応えて、各メーカからBIソフトが出荷されている。
今回は、IBMから安価なBIソフトが世に出てきたので、それとふくろう販売を連携してみた。
それは、パーソナルBIソリューション「Cognos Insight」という製品である。

(1) まず、「ふくろう販売」から売上データをエクスポートし、Cognos Insightに取込むまでの処理をする。
ふくろう販売からCognos Insightへ連携するデータ作成迄の画面遷移はこちら。

(2) ここからは、「Cognos Insight」内の処理になるので、全体フローでどのような処理をするか俯瞰してみる。

(3) 得意先別を得意先分類別で折畳んで集約したり、担当者別を部課別や事業所別に折畳んで集約したりできるように処理をする。
【Cognos Insight】得意先分類→得意先や事業所→部課→担当者のようにネストする方法はこちら。

(4) コードや年月の若い順に並ぶように処理をする。
【Cognos Insight】得意先分類・品分類や売上年月を名前で昇順ソートする方法はこちら。

(5) 折畳んだり展開したり、フィルタリング・不要列非表示・別グラフ表示や、ダイシング処理をする。
【Cognos Insight】折畳んだり展開したり、フィルタリングやダイシング等する方法はこちら。

(6) 受注残データの納入年月を売上年月として売上データと合算分析処理をする。
【Cognos Insight】受注残データを売上キューブと合算する方法はこちら。

 

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